マリルィーやりこみゲームブログ

ブロマガが死んだので今後ここに適当に書くかも

ドラクエ8 各スキル個人的評価 ゼシカ編

ゼシカ
◆短剣スキル

弱いので基本的に上げなくていい。
まずゼシカというキャラは魔法使い系キャラで、元々の力が低いためこのスキルを伸ばしてもあまり役に立たない。何故ならゴミがちょっと強くなってもゴミであることに変わりはないからである。

いやいやゼシカは最強物理アタッカーじゃないか!という声が聞こえてきそうだが、それはグリンガムのムチ+双竜打ちが武器攻撃力と倍率の暴力で押し切っているだけで、並の攻撃力の剣を装備して並の倍率の特技を放ったところで元々が弱ければそんなに高いダメージは出てくれない。

とはいえ終盤になると吹雪の剣という強い剣が入手できるので、これを装備すればそれなりに満足のいく打点は出てる。ただしその頃になると双竜打ちのほうが強いので……。

一応、短剣スキル最大のメリットとして、DQ8ではアルゴングレートまでの全てのボスに猛毒が有効であることが挙げられる。9ポイントで覚えるポイズンダガーをボスに放ち、猛毒が通ればあとは8ターン回復や防御をしているだけで勝手に勝ててしまうという戦法がある。
ただ、猛毒が通ればというのがネックでなんと10%しか通らないのだ。縛りプレイならこれでもvsトラップボックス秘密兵器として日の目を浴びるのだが、通常プレイで軸にするにはあまりにも低確率と言わざるを得ない。
もし、ポイズンダガーを軸にしたボス攻略を実用化したいのなら、ククールディバインスペルとコンボさせることをお勧めする。ディバインスペルという呪文はどんな敵にも50%で有効で、これが効きさえすればポイズンダガーの猛毒が75%で通るようになるため実質勝ったようなものだ。10%なら嫌になってくるが50%→75%ならさすがに実用的と言っていいだろう。もしククールのカリスマスキルを上げようと考えているならこのコンボには一考の余地あり。

他にも、はぐれメタルの剣を装備することでメタル系に2ダメージを与えることが可能になるという地味なメリットもあるが、vsメタルのゼシカは大抵ピオリム→タンバリンとするのであまり意味はないかも。

3DS
追憶のアルゴン、追憶のレオパルドに猛毒が有効なのでポイズンソードの価値がかなり上がった。ポイズンソードのほうは50%で通せるので十分に実用的。
また最終技のライトニングデスがなぜか1.3倍→1.8倍と超強化されたのでゼシカ最強の物理特技として存在感を放つようになった。
ククールの序盤のスキルポイントが激増したため、序盤ボスでディバインスペル→ポイズンダガーのコンボもかなり狙いやすくなっており、全体的に短剣スキル自体の地位は相当向上している。少なくとも弱いスキルではなくなった。

ではぜひとも上げるべき強いスキルになったかと言われるとそれも違う。猛毒は1回通せばいいのでゲルダにやらせればいいし、吹雪の剣+ライトニングデスが強いと言うが、そもそも吹雪の剣が強いと言われているのは帝王の腕輪による追加ダメージ4倍化があることが前提になっていることを忘れてはならない。つまりやることが無くなった頃にようやく最強となるわけで、DQ11カミュが最強!と同じ罠である。これはロマン砲であるため、攻略段階でぶっ飛んだ強さを求めると拍子抜けする。


◆ムチスキル
23ポイントで覚える双竜打ちのためのスキルである。他の特技は存在しない。
この双竜打ちは通常攻撃の1.5倍を2発という設定ミスとしか思えない威力を誇り、バイキルトをかけると4.5倍と、vs獣のディバイン烈風獣神斬もしくはvsドラゴンのドラゴンスレイヤー+ドラゴン斬り (どちらも4.8倍) 以外は及ぶことのできない実質最強の倍率となる。
さらにこのゲームは中盤でグリンガムのムチが手に入る。カジノ20万枚と聞くと途方もないような気がするが、このゲームは100コインスロットを回しているだけで50万枚くらい軽く稼げるので全く問題なく手に入れることができる。
このせいで表示上の攻撃力も攻撃倍率もダントツとなり、ゼシカが無双するようになり、バランスブレイカーとしてよく槍玉に挙げられる。

さすがに序盤は力不足気味で、ボスもこの時期はルカニが効かない相手が多いため全然ダメージが出ない。ただし倍率がそもそも高すぎるのでその時期最強の鞭を錬金してやって雑魚戦で適当に打っているだけで一応それなりのダメージは出てくれる。まあこの時期は呪文打ったほうがいいんだけど。
そもそも23振るだけでいいので必要な時期に差し掛かるあたりで振り始めてやればいい。みんなこれを無視しがちだが、そもそも少ないスキルポイントで覚えられるというのがなかなかぶっ飛んでいる。

なお、SP43でムチ攻撃力+10、SP68でムチ攻撃力+25が入るが、ゼシカは他に欲しいスキルもたくさんあるし、元々が強すぎるので優先度は下げて構わない。68まで上げたらその先は上げなくていい。


3DS
さすがに修正されて、双竜打ちが0.9倍×2と大幅に弱体化した。あと100コインスロットが調整されて3DS版ではカジノで稼ぐのがちょっと面倒になっているためグリンガムのムチもそこまで簡単には手に入らなくなってしまった。

では他の特技は?というと、実は地這い大蛇が倍率1.6倍のグループ攻撃と強力。もしかしたら本気でこの特技の存在を知らない人もいるかもしれないので一応解説しておくと、実はムチスキルを100まで上げると地這い大蛇という技を覚える。
ただし100スキル技によくあることとして、確かに強いけどそれだけのために100振るの?という問題があるため、残念ながらこのスキルは上げなくてもいい。
道中で覚える特技に価値があれば別にこれだけのために100振るということにはならないのだが、正直地這い大蛇以外の特技は何のためにあるのかよくわからない。何ならグリンガムのムチは全体攻撃だが、特技を使うとグループ攻撃になってしまうというデメリットがあったりする。

主人公のブーメランスキルみたいなものと考えていただければ。

◆杖スキル
上げないプレイは縛りプレイ。
まず3ポイントで覚えるピオリムDQ8における最強の補助呪文である。
ここからは正直読まなくていい

----------------------------------
DQ8は素早さ乱数のブレがひどく、またパーティーキャラが4人なのでそんな極端なステータスをしている者がいないことや、星降る腕輪が2倍じゃなくて+50なこともあって極端な素早さ関係にならず、敵味方全員素早さが団子になる。そのため行動順の予測が立てづらい。
ピオリムを使えば素早さが2倍になるので一気に敵を引き離して味方が安定して先制を取れるようになり、敵の行動より先に撃破したり、回復のタイミングが容易に掴めたりしてかなり戦いやすくなる。しかも何故か永続なので凍てつく波動が来るか死なない限りは非常に安定した戦いができる。
またDQ8は素早さが極端に上がると回避率がアップするのだが、最大の999まで上げるとなんと25%も回避するようになる。このゲームで最も多い死因は物理攻撃なので、それが25%も回避できる偉さは既プレイ者なら誰もが知っていることかと思う。
----------------------------------

長々と書いたが正直読まなくていい。DQ8の戦闘において最も重要なことはこれだ。

ピオリムを打て。

打たないのはすぐ終わる格下相手やラプソーン祈り戦くらいでいい。DQ8はまずピオリムを打つべきなのだ。

他にも杖スキルが強いところは数あるのだが、正直100でザオリクを覚えられるスキルは強いに決まっているので優先して上げるべき。

マジックバリアDQ8で最もストレスのたまる攻撃である「雄たけび」が効く確率を3/8→1/8に減らしてくれる超絶有益呪文。

祝福の杖はゼシカベホイミを使えるようになるメリットもそうだが、マホカンタ状態でも回復できるのが嬉しい。何故か某大辞典には「マホカンタを使うと回復できず、ハッスルダンスでも覚えないといけない」みたいなことが書いてあるが、この特技の存在を忘れているとしか思えない。

DQ8マホカンタはそんなに強くないが、マジックバリアよりも確実に厄介な補助呪文を防げるので役に立つ場面はある。トラップボックス戦とか。なお、DQ8の攻撃呪文は基本的に弱く全然脅威じゃないので、マホカンタマジックバリアは主に補助呪文を防ぐものと考えよう。

MP上昇効果はMP切れを起こしづらくなるという本来の効能に加え、マダンテを覚えているならそれのダメージが飛躍的に上昇するという効果も有難い。

上げる上げないでゼシカの使い勝手が違いすぎるので絶対に上げるべきスキル。当然3DS版でも同様。

◆格闘スキル
100技のマダンテに価値を見るかどうかが全て。
何故格闘スキルでマダンテ?とよく言われるが、究極の呪文は最強の肉体に宿るとちゃんと説明文に書いてある。

真空波の習得が最速Lv.22と遅く、ゼシカはLv.23でイオラを覚えるためあまり必然性が無いが、属性の違いがあるのと消費MPで圧倒的優位 (まあ、杖上げてたらLv.23でMP自動回復入るけど) なのでいらないわけではない。イオ系が効きづらくてバギ系が通る敵は意外といる。

回避率アップは回避率1/2と数値だけ見れば強力だが、レベルが敵より10以上高くないと全く効果を発揮しないという罠があるため、通常プレイの範疇において発動する機会は多くない。格下からのどうでもいい攻撃しかかわしてくれない。
ただしドルマゲスとキャプテン・クロウはレベルがかなり低めに設定されているのでここではピンポイントで輝く。
また、巨竜連戦ではさすがに効果的なので欲しいのだが、じゃあその時期になってようやく覚えればいいのでシナリオ攻略中にこのスキルを上げる価値は低い。

またマダンテに限った話ではないが、そもそもこのゲームの100技はLv.38にならないと覚えられず、若干低レベル気味に進んだプレイヤーならクリア直前だったりするので本当にコレが必要なのかはよく考えよう。
確かにマダンテは強力だが、結構火力過剰気味でDQ8のボスは別にそこまでしなくても勝てるのでせっかく覚えたけど期待したほど活躍しなかった… ということは十分あり得る。

もちろんマダンテが他の攻撃手段に比べて圧倒的破壊力を有することに間違いはないので覚えて役に立たないということはない。実際RTAでこれを覚えるチャートだって存在する。黒鉄の巨竜にディバインスペル+SHTマダンテで粉砕するという実用的小ネタもある。活用する具体的なプランがあるなら上げて悪くは無いけど、あくまでロマン砲ということを承知の上で覚えよう。


3DS
そこまでしないと勝てないボスが出てきたので、マダンテの価値が爆上がりしている。当然回避率1/2も重要度が高い。
双竜打ちが弱くなったことで、どうせ武器スキルを上げても火力が出ないので、クリア後を見据えるのとシナリオ攻略中の真空波を目当てにして上げるという選択肢は十分検討の余地がある。

ちなみに3DS版では習得特技一覧が見れるのだが、「素早さ+10」「回避率1/2」「真空波」「マダンテ」といかにも強そうなラインナップなのが笑える。


◆おいろけスキル
健全な小学生男子諸君が100まで上げたスキル。ネタスキルと思いきや超実用的スキル。敵が勝手に動けなくなるスキルが弱いわけがない。

他には68で覚えるラリホーマが強力。眠りが無効の敵は多いが、例えば怒れる神の像をスカウトする際に使えると言えばかなり便利という印象を持てるのではないだろうか?
まあそんなピンポイントで考えなくとも、26で覚えるメダパニ共々、単純に補助呪文の選択肢が広がるのは便利。

ぱふぱふがキャプテン・クロウに有効なのはあまりにも有名。そもそもゲームは楽しむものなのだが、視覚的に楽しむためにこのスキルを上げたいという人も多いかもしれない。

88で覚えるピンクタイフーンは真空波があれば不要なので、格闘を上げるプレイスタイルなら78の見惚れ確率アップで止めておくといいかも。真空波が無いのならゼシカにバギ系攻撃手段が無いので使うかもしれない。

100技のハッスルダンスは正直微妙。このゲームの100技は性能は高いが、Lv.38で覚えられても今更感が漂うというものが多く、これはその一例。なんせこの時期になると賢者の石というものがあるのでそれをゼシカが持つなら不要だからだ。
賢者の石と違ってテンションが乗るのだが、それは双竜打ちやマダンテで大ダメージを狙えるゼシカのテンションが戻ることを意味するので、そんなに嬉しくない。
賢者の石をゼシカが持たないにしても、このゲームで主人公とククールベホマズンベホマラーができなくてゼシカが回復しなきゃいけないってそんな状況ある?って感じなのでやっぱりいらない。まあ、白銀の巨竜のマホトーンが刺さったりするとかあるか。

3DS
追憶の回廊にて敵が動けなくなることの価値が高すぎるのと、専売特許のラリホーマの価値がエスターク戦で高すぎるので追憶攻略を考えているなら絶対に上げるべきスキル。
またハッスルダンスも、何故か賢者の石が弱くなったことや、主人公のベホマズンが間に合わずゼシカがテンションの乗ったハッスルダンスで回復しなければならない場面も増えたことで (雫持っとけって話は無しとする) 価値が上がっているため、積極的に100まで上げておきたい。
杖も鉄板だが、お色気スキルも鉄板。