まだ半荘500回打ったか怪しい私ですが、この前衝撃的な半荘に遭遇したのでまたブログ書いちゃいました。
まずはこちらをご覧いただきたい。
親の和了をただただ眺めるだけの展開が続き、東1局にして上家残り300点。次に誰かがツモと言えばトビ終了です。
もはや99%決着がついたと言っても過言ではない場面。まあまず間違いなく2着終了でしょう。
先制テンパイができたのでリーチ。親のツモを黙って眺めてればいい立場ですが、先制できたならこっちから決めに行きます。消極策を取って上家が和了してしまい生き延びさせてしまうことのほうが遥かに激痛な気がします。次局、交通事故みたいなダマ18000放銃するかもしれないのです。
というわけでツモるか上家から出れば終わり。こんな半荘さっさと終わらせて次いこう次。
親が6sポン打發。張ったか。
上家は5巡目からずっとツモ切りが続いており、全く手が進んでないようです。
序盤にいきなり591pと切ってるあたりソーズの染め手でしょうかね。もしかしたらもう張ってるのかも知れませんが。
親はドラの中を切っているので仮に振っても安いか。まあどっちかがツモるか上家が振り込むのを待ちましょうか。
!?
!?!?!?!?!?
は?? お前5巡目からずっとツモ切ってたよな??? …てことは
お前それで国士張ってるのかよ!!!
この死と隣り合わせの状況において4巡にして国士テンパイ。しかも打牌の3/4がヤオチュー牌というアカギですら余裕で振り込みそうな国士無双。さすが特定の人間が勝てるように牌が操作されているだけのことはあります。これにて上家は飛び寸から一気に2着浮上。対面は国士振り込んだのにまだトップなので急に僕がラス目になりました。なんで?
とはいえ悪いことばかりじゃない。確かにラスになる可能性はぐんと高まりましたが、急に平場になったのでトップを狙える可能性が急激に高まったのも事実。
東2局、先制5200テンパイが入る。このまま次の親番で一気にトップまくりや!
……
東2局1本場。親満を打てないのでダブ東ポン+北2とされた時点でもうしんどい。
そのまま親跳満ツモで残り4400点になる。ついさっきまで残り300点だったやつが65000点を超えた。
2本場は先制親リーが入るが、腹を括って追っかけリーチ。持ち点が4400→3400になり親満ツモで即死するようになるがそんなことを言っている場合ではない。
が、当然のように対面からも追っかけリーチが入り、親が対面に一発で満貫を放銃。加点できず。
そして待望の親番にて残り3400点。おかしい。なんで俺が飛び寸になってるんだ? さっきまで99%くらい2着終了みたいな状況だったじゃないか。このままだと9割方俺がラスるじゃないか。
なんでこうなったんだ。そうだ、対面が国士振ったせいだ。というわけでこの辺でブチギレて対面のスタッツを確認したのですが、豪3 165/3600 と出てきて降段戦であることが明らかとなったのでそれ以上は何も言わないことにしました。降段戦で勝ち確みたいな状況から役満放銃したのはさすがにかわいそうなので。
まあそんなことを嘆いていても仕方がない。僕はとにかくこの局のアガリに賭けるしかないわけです。この親を流されたらいよいよ絶望です。
幸い配牌はとても良い。ドラ3確定、ピンズのまとまりも良い。先制リーチはだいぶ打てそうです。仮に先制されてもゼンツです。オリてもジリ貧なので。
6巡目。最高の南を重ねてテンパイ。当然両面に受けます。仮に9mが1枚切れじゃなくても両面に受けるつもりでした。初心者のうちは変に上手ぶるよりも無心で単純枚数を重視したほうがいいんじゃないのかなと思っています。
こんなの余裕で一人旅できそうですが、リー棒を出して残り2400点になるとピンフドラ2ツモで死ぬので、ラス目の親リーとはいえ上家は終了抽選目当てである程度押してくるかもしれないのが怖い。頼むからオリるか振ってくれ……。
上家は發を連打してベタオリ。よかった…。
対面が7pを押してきてビビるも念願のツモ。裏ドラも南だったので倍満。8000オール。
倍満をツモったのに依然としてダンラス。まだ先は長い。まだ次局のアガリに賭けるしかない状況です。
1本場。2巡で張ったので即リー。さすがにこれは一人旅。
ほぼツモ専みたいなもんですが運良くツモって2100オール。それでもまだダンラス。
2本場。遂に対面からの攻撃を受けるが、知らん。こっちは跳満テンパイなのでどっちかが和了るまで全ての牌を行くのみ。
ピンズを掴む前にツモって6200オール。遂に悲願の2着浮上。
ついさっきまで75000点くらいあった対面がラス目になる。
その後も僕の猛追は続き、5本場で先制リーチを受けたためベタオリして流局。
で、南入時の点数状況がこちら。
そうはならんやろ。
だって東1局の点数状況これだぞ???
ここから対面が15200点持ちのダンラスになって、上家が原点浮きすることってある?
三麻は打点が高くなるゲームなので、激しい点棒の行き来が多発することは百も承知ですが、それでも99%決着がついたような点棒状況から飛び寸者がなぜか65000点持ちのトップ目になり、逆に自分がなぜか飛び寸に追いやられ、かと思えばなぜか今度は自分がダントツになり、ほぼ勝ち確だった人間がいつのまにかダンラスになっているというのはなかなか起こらない、レアな超展開だと思います。
こういう半荘は長く麻雀を打っている人にとっては珍しいことでもないのかもしれませんが、65000点、75000点に到達してなおトップは盤石ではないということ、飛び寸を打ち漏らすと大変なことになる可能性があるということをこの半荘は教えてくれました。全く三人麻雀というのは油断のならないゲームです。
上家も僕も、ほぼラスだろうなというところで見せた快進撃。上家も国士無双和了の瞬間はさぞかし脳汁が飛び出たことでしょう。おそらくこの半荘は3人全員にとってしばらく忘れられない半荘になることは想像に難くありません。
★おまけ★
さて、南場をトップ目で迎えた私ですが、とりあえず南1局と南2局の親を流せばほぼほぼトップになれます。
流局で局が流れたゆえまず南1局6本場。これは上家が対面に親満を放銃してしまいます。一刻も早く局が流れてほしい私としてはあまり嬉しくない展開ですが、2位が遠くなったのでまあ良いでしょう。
そして7本場。
子のリーチに対し、一発で5pプッシュ。
2副露で親もテンパイ濃厚。一刻も早く親を流したい僕としてはここでオリて1vs1の構図になるのはなんとしても避けたいため、僕もめくり合いに参加して親を蹴り飛ばす必要があります。
このまま黙って眺めていて明確な機が来るのを待つのは甘い。50000点を超えていても消極策を取りすぎていてはここからラス落ちする可能性は十分にあります。そもそも目の前に約75000点からラス落ちしてる人がいますしね。
5pはリーチ者には危険ですが、通ってない筋が大量にあるのでそこまで放銃率が高いわけではありません。そんなことよりオリた結果アガリ逃しをし、親にツモと言われるほうが遥かにめんどくさいです。この5pは親の現物ゆえ、かなり押しやすい部類の牌でしょう。当たり前のようにこの5pが押せないとかなり大損な気がしています。
結果は一発で親が9mを掴み、3200は4600のアガリ。さすがに親の危険牌を掴んだらオリたかったのでリーチはしませんでした。
南2局はまず親跳満をツモられてしまいましたが、1本場でこちらに満貫の高速テンパイが入りこれを対面から直撃してオーラス突入。
オーラスは2着と24600点差ゆえ、跳満直撃or倍満ツモでも返らない点差でした。形が良かったのでだいぶアガれそうではありましたが、倍満放銃を徹底的に避けることを優先し、流局終了。無事にトップを取れました。よかったーー。
ところで、先ほども述べましたが対面は降段戦でした。降段戦でほぼ勝ち確の状況から大逆転ラスを引いた彼は今も元気に三麻を打ち続けているのでしょうか。僕なら即座に雀魂をアンインストールしているような気もします。